瀧田家について
瀧田家は、
常滑を代表する廻船主のひとつ。
当時の廻船業や暮らしを
今に伝える貴重な場所です。
愛知県知多半島の常滑市にある廻船問屋 瀧田家は、
江戸時代から明治時代にかけて廻船業を営んでいた
瀧田家の住宅で、常滑市指定有形文化財です。
1850年頃に建築された建物を復元・整備して
公開(平成12年4月)しています。
幕末から明治まで使われていた灯火具「無尽灯」や
水の反響音を楽しむ「水琴窟」など
当時の品々を見学できる他、
季節に合わせた企画展示も開催しています。
ぜひご覧下さい。
常滑焼は焼き物の町であると同時に、江戸時代から明治前期に
かけて廻船(海運)の町でもありました。
常滑湊に近接する常滑・北条・多屋地区には多くの廻船主が住んでいました。
常滑の船は、伊勢湾周辺の地域(尾張・伊勢・美濃・三河)と江戸、上方方面を
結んで、当時の人々の生活を支えていました。
ここ瀧田家は、瀧田家が廻船業を始めて間もなく(1850年頃)建てられた居宅です。
常滑船の歴史を感じられる場所として常滑市が復元整備し、
平成12年4月から公開しています。
「からくり儀右衛門 無尽灯」は、菜種油を燃料とする灯火具です。
銅や真鍮を用いて作られたその精巧な構造と美しい外観は、職人技の結晶とも
いえる逸品です。全国には約100基ほどが現存していると言われていますが、
瀧田家に残る無尽灯は、今でも実際に使用可能な非常に貴重なものです。
からくり儀右衛門
【田中 久重(たなか ひさしげ)】とは
江戸時代後期から明治時代にかけて活躍した、日本の発明家であり技術者です。日本の産業技術や発明の基礎を築いた人物の一人としても評価されています。彼が創設した田中製作所は、後に「東芝」として発展し、彼の技術的な遺産は現在も日本の技術力の一部として受け継がれています。
瀧田家が所有していた弁財船の積載量は、おおよそ700~1000石ほどです。
これらの船は、伊勢大湊や常滑で建造されました。
しかし乗組員の人数は少なく、800石積の船であっても、
乗組員は9名程度でした。
乗組員の主な役割
このような少人数で、効率的に船を運航していたことがわかります。
近年、和装への関心が高まっている一方で、着付けの難しさから
気軽に着物を楽しむ機会が少ないと感じている方も
多いのではないでしょうか。
そこで、江戸から明治の時代を感じられる廻船問屋 瀧田家では、
日本の伝統文化である「着物」をより身近に感じて頂けるような
サービスを立案しました。
廻船問屋瀧田家の着物は着崩れしにくく、疲れにくい素材なので
安心して楽しんで頂けます。
廻船問屋 瀧田家
〒479-0836 愛知県常滑市栄町4-75
開館時間:9:30~16:30
休館日:水曜(祝日の場合は開館)/年末年始
入館料:300円(20名以上の団体は200円)
中学生以下は無料
TEL/FAX:0569-36-2031
MAIL:info@takitake.com
Free Wi-Fi完備
名鉄常滑線「常滑駅」下車 徒歩10分:お車でお越しの方は近隣のパーキングをご利用下さい